FL Studioはベルギー、Image Line社の音楽製作ソフトである。 ステップシーケンサを原型としており開発当初から一貫したユーザインタフェースを持つ。 ダンス/クラブミュージックと相性が良いが、ユーザはクラシックから カントリー・ミュージックまで、あらゆるジャンルの音楽を作り出している。 (Wikipedia参照)
今までいろいろな、DTM(Desktop Music)ソフト Singer Song Writer、Cakewalk、Cubaseなど使用してきましたが。
FL Studioは自分の制作スタイルに合っていて、もう5年ぐらい使用してます。
このサイトの音源はほとんど、FL Studioで制作、編集しています。
このページではFL Studioの簡単な使い方を紹介するとともに、みそ汁的な曲を制作していきたいと思います。
FL Studioを持っていない方は、日本の代理店、株式会社フックアップのサイトで評価版をダウンロードできます。 この評価版は、プロジェクトファイルを保存できない以外すべての機能が使えます。
今回は基本的な操作を紹介しつつ、1小節のループを作成していきます。
まずはじめに、左上のFILEをクリック→New from template→Minimal→Basicを選択します。これでベーシックなドラムの音が読み込まれます。
次に、図のように選択するか、F6キーでStep Sequencer画面を出します。
PATが点灯しているか確認、してない場合はクリックして点灯させます。
再生ボタンを押します。
これでソフトが走り出します。再生させながら打ち込む方が分かりやすいです。
Step Sequencerは今、横に16個のボタンが並んでいます。ボタン16個で1小節になります。
(1ボタン=16分音符)ボタンを左クリックでON、右クリックでOFFです。
図のようにONしてみてください。こんな感じ再生
kickボタンをいろいろ変化させるとおもしろくなります。
こんな感じ再生
Kickの1番目、Snareの5番目、13番目、がOnになっていれば、後は適当でも安定します。
ドラムパターンができたのでベースパートを追加していきます。FL Studioは最初からいろいろなソフトシンセが入っています。 今回はシンプルなTS404を使います。
チャンネルをクリックしてから右クリックすると項目が表示されるので
Insert→TS404を選択するとTS404をチャンネルに追加できます。
または、最初の画面のFILEの横にあるChannels→Add One→TS404でも追加できます。
←チャンネルの音量や左右へのバランス、
ピッチを調整します。
←音の波形の種類や、OSC1とOSC2のピッチを
チューニングでき、音を太くしたり、広げたりと
表情をつけます。
←音量の変化を調整します。
←音色の明度を調整します。
←波形のピッチ、明度などを周期的に変化させる
値を調整します。
←音色の歪みを調整します。
今回は、いくつかのパターンを同時に組み合わせて曲を作りたいと思います。
左側にブラウザービューがあります。ない場合は、F8を押して表示させてください。ブラウザはソングデータを読み込んだり、サンプルを追加したりできます。 Packsの中に初めから様々なサンプルが登録されてます。
Options→FileSettingsでフォルダーの場所を登録します。

はじめに前回同様、左上のFILEをクリック→New from template→Minimal→Basicを選択します。
テンポを100にします。パターン1に図のように打ち込みます。このパターンは使わないのですが。後々この効果が効きます。
パターンを2にして打ち込み始めます。今回、Step Sequencerの左上の数値を8(2小節)にします。
このように打ち込みます、こんな感じ再生 ドラムが、テクノやハウスなどに合う音色になっているので 今回は生っぽい音色に変更したいと思います こんな感じ再生
今回使った素材です。 素材Zipダウンロード

次にサンプルを素材を色々読み込みます。キックを3個重ねたり、ハイハットやトライアングルなど左右のバランスや音量を調整します。 上のように打ち込みます。 こんな感じ再生
どんどんパートを重ねていきます。
先ほどのドラムパターンに合うベースパートを作成していきます。
前回はシンセベースを使いましたが、今回は生っぽいエレキベースのソフトシンセFL Slayerを使います。
FL Slayer はFL Studioに初めから付属されている、ギターやエレキベース風の音を再現できるソフトシンセです。

最初の画面のFILEの横にあるChannels→Add One→Slayerで追加します。
パターン2にドラムパートを入力したので、ベースをパターン3に入力したいと思います。 今回ベースを4小節入力します。長い小節を入力する場合や、和音入力など、ピアノロールを使って入力します。
ピアノロール画面が表示されます。

ベースパート打ち込み画面
ドラムとの絡みを考えながら、ベースラインを上のようにペンツールで入力します。 こんな感じ再生
ドラムパートとベースパートを合わせると。こんな感じ再生
次にピアノパートを作成します。今回はFL-Keysを使いたいと思います。
FL-KeysはFL Studioに初めから付属されている、ピアノ、電子ピアノ、オルガン系ソフトシンセです。
Channels→Add One→FL-KeysでFL-Keysを追加します。ベースパートと同じようにピアノーロールで入力します。ピアノパートはパート4に入力します。
上のように、和音を入力します。こんな感じ再生 さらにメロディーラインを作成
新たにピアノのシンセを読み込みむか、先ほどの和音と同じ場所に入力するかは、自由です。
上のようにメロディーラインを入力します。半音でテロッてなる所がポイントです。こんな感じ再生
ピアノパートを同時に演奏すると、こんな感じ再生 どんどんパート追加していきます。
ギターは、ソフトシンセで再現するのは難しいです。高価なギター用のソフトシンセなどはありますが。
今回はサンプリングCDの素材を使用することにします。
こんな感じ再生
そのまんま使うのも味気ないので、FruitySlicerで素材を刻んでノリを合わせたいと思います。
FL Studioに初めから付属されている、サンプルのアタック部分を自動検出してスライスポイント順にピアノロールに配置してくれるプラグインです。
手動で4分の1、8分の1、16分の1などでもスライスできます。
10年ぐらい前などは、これを再現するのに、ハードのサンプラーで、一々自分で音を聞きながら
アタックの頭を探してシーケンサーに打ち込むのに相当時間がかかりましたが、今は2秒ぐらいと恐ろしく技術進歩しました。
アタックの頭を人力で探すのも好きですが。

Channels→Add One→FruitySlicerでFruitySlicerを追加します。サンプル読み込むと、 現在選択されているパターンにピアノロールデータが入力されるので、パターン5で読み込んでください。

自動的に作成された、ピアノロールデータを調整していきたいと思います。
ピアノロールの左上をクリック→Tools→Quantiz...

Quantizerが表示されました。Groove templateには様々なタイミングのテンプレートが用意されています。 今回はHipHop的なタイミングに近づけることができるテンプレートを使います。
初めピアノロールだと、こんな感じ再生 Quantizをかけると、こんな感じ再生 スイングしました。
このパートを1小節目と2小節目に使います。同じパートを複製して、こっちを3小節目と4小節目に使います。
チャンネル名の上で右クリック→Cloneで複製します。
右クリック→Edit→Copyでピアノロールデータをコピーします。 複製したチャンネルに右クリック→Edit→Pasteでペーストします。ピアノロール画面で
3小節目に移動させます。
サンプル素材のピッチがDなので、ピッチの調整をしたいと思います。
ピッチ調整前、こんな感じ再生 ピッチ調整後、 こんな感じ再生
ドラムパートと合わせると、 こんな感じ再生 さらにパート重ねたいと思います。
最後にもう一つ、パートを増やしたいと思います。FruitySytrusの豊富なプリセットの中から、ハープシコードを使用したいと思います。
SytrusはFM(Frequency Modulation)とRM(Ring Modulation)シンセシスのためのカスタマイズ可能なオペレータを6個、 プラックド・ストリング・シンセシス、3つのフィルター・モジュール、コーラスとディレイラインを備えた エフェクト・モジュール、ユニークなプログラマブル・ユニゾン・モードを特徴とするパワフルで幅広い用途に使用できるシンセサイザーらしいです。 制御が複雑すぎるのでまだ理解できず、プリセットを少し変える程度で使用してます。すごく良い音します。
Channels→Add One→SytrusでFruitySytrusを追加します。パターン6に入力したいと思います。
ハープシコードパートを入力すると、こんな感じ再生
ドラムパートと同時に再生すると、こんな感じ再生
これで、すべてのパートを作成できました。次はそれぞれのパートを並べて曲の構成を作りたいと思います。
ここまではひとつのパターンで作業してきました。今回は複数のパターンを組み合わせて長い曲に仕上げていきます。
ペンツールで選択したパターンを配置して並べることができます。1回の配置でパターンを一回再生し、10回の配置で10回分、再生します。
いくつかのパターンを同時に組み合わせて曲を作ることができます。
組み合わせ次第で、例えばメロディーを変えたり、ドラムのリズムを変更したり、フィルの挿入や最初のパートを後ろに置き換えたりするなど、
様々なことができます。
プレイリスト画面の左下に先ほど作ったパターンが1から下に並んでます。

パターンに分かりやすい名前をつけます。色も変更すると、配置した時に目立ちやすいです。
とりあえず、全部のパートを配置しました。再生すると、こんな感じ再生
パターンを刻んで、再構築して新たなパターンを作成したり、一部を切ってミュートさせたり、フィルを作ったりできます。 実際に弾けないようなパターンを作成したりできるのもDTMの醍醐味だと思います。 図のように、刻んで再構築したもの、こんな感じ再生
今回は構成が分かりやすいように極端な展開になってます。個人的にドラムを止めてから、次の展開で入ってくるのが大好きです。 メロディーパートを半拍づらすだけでもかなり印象が変わったりします。 展開のタイミングでフィルを入れたり、逆再生の素材を貼り付けたり、いろいろできます。
これでHipHop風トラック完成です。こんな感じ再生
さらに、テンポを120にして、ドラムのキックを4つ打ちにして。House風トラックです。こんな感じ再生
以上で第三回HipHop風トラック作成を終了したいと思います。 今回は、曲の構成部分を説明したかったので、ミックスの仕方や、エフェクターの説明は省略させて頂きました。 次回にでも説明できれば良いのですが。お疲れ様でした。目次へ